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2010年11月09日

明るい透析

 腎臓が悪いと将来透析しなければならない…とお思いの方は決して少なくないようです。
 何かしらの原因:たとえば癌や臓器不全などで、体の恒常性が保てなくなったとき、人はその生命を維持できなくなります。腎臓も例外ではありません。しかし腎臓は、腎臓だけは、恒常性が保てなくなる程に機能が低下しても、代替療法が確立しており、いずれかを選択された場合は生命を存続させることができます。

 <腎臓に対する代替療法>
①移植
②血液透析
③腹膜透析

 それぞれに長所・短所がありますが、腎不全に至っても生命が維持できることは、とても崇高なことだと思います。またそれぞれ方法が確立されており、安心して受けていただくことができます。

 しかしなんといってもその前で被害を止めたい!自覚症状が出た時は、残念ながらかなり進行した時です。尿検査、採血、エコー検査、血圧測定などでおおよその推定は可能です。不幸にも腎臓病が見つかった場合、早期からしっかりと医療介入すれば、その進行を遅らせることは十分期待できます。腎臓がもっともっとポピュラーになってくれるといいな、と思います。
 


 *個人的には移植と透析が同列とは個人的には思いませんし、透析を代替療法と呼ぶことに少しの抵抗はありますが、わかりやすく記載させていただいているつもりですので、ご容赦ください。  


Posted by くるめ駅前クリニック at 21:14

2010年11月09日

腎臓は働き者

 先日知人からこんなことを聞かれました。腎臓って何してるの?悪くなったら透析をするんでしょ?
循環器や消化器はなんとなくわかるけど、腎臓は名前に馴染みはあるものの、よく分からない様です。皆様はいかがですか?
 <腎臓の仕事>
①体の中の水分バランスの調整をしています。
②血圧の調節に大きくかかわっています。
③体の酸・塩基平衡を整えています。
④赤血球をつくる指令(エリスロポエチン)を出し、貧血にならないように働いています。
⑤ビタミンDを活性化させ、骨に関わる働きをしています。

などなどです。このように体にとって不要な水分や代謝産物などを尿として排出させるだけではなく、血圧・貧血・骨にも重要な働きをしています。

 少しは身近に感じていただけましたか?  


Posted by くるめ駅前クリニック at 20:54